あたしを世界中の全てのモノから護ってくれようとする、
                     その力強い腕…

「強くなんてなくて良い…」そう言ってあたしを包み込む、
                       その優しく響く低い声…

不安に震え孤独に怯えるあたしを唯一安心させてくれる、
                     その温かな体温…

あたしが進むべき道から外れそうになった時、必ず道を正してくれた、
                           その大きな手…

 

その全てを持つ、あなたは誰ですか?

あたしの記憶の中に眠る、大好きな香りを纏ったあなたは、

あたしをこの空虚な世界から、連れ出してくれる鍵を握るあなたは…

                             誰ですか…?

 

 

                           Next Story Start...



Prologue